とりとめのないブログ・・・

税理士・中小企業診断士・CFP 篠川徹太郎事務所

国境調整税と消費税

フランスではマクロン氏がルペン女史に勝利し、フランスのEU離脱は回避されたと歓迎する声が多数を占めているようです。

一方のイギリスでは、メイ首相率いる保守党が支持を固め、EU離脱へ向けて着々と準備を進めています。

アメリカのトランプ政権は、ドイツ・フランスを中心としたEUとは距離を置いていますので、英米 vs.EUといったシナリオが現実味を帯びてきます。

税制面から見た場合、EUはその生い立ちからして付加価値税(日本における消費税)と緊密に結びついています。一方の英米は、伝統的に直接税を中心とした課税体系を築き上げてきたわけですが、戦後の付加価値税の導入により、関税に頼らない輸出奨励型の税制をEUに構築され、現在では守勢に回っている、といった状況ではないでしょうか。

こうした状況を打開するため、アメリカでは国境調整税の議論が本格化しているようです。小生の理解では、国境調整税とは、輸出免税・輸入課税といった付加価値税(日本における消費税)と同様の仕組みを、法人税など直接税課税において実現しようとするものです。

以下、具体的な数字を用いて説明します。なお、ここに記してある事柄は、平成29年3月30日の日経に掲載された星岳雄氏の論考を参照しています。

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フランス極右の新展開

アメリカではトランプ大統領が誕生し、今年の春にはフランス大統領選が行われます。

国民戦線マリーヌ・ルペンがフランス大統領になったら大変だ・・・みたいな雰囲気ですが、なにがどのように大変なのか、少し調べてみた。

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平成27年分の相続税課税割合が8%に

国税庁から平成27年分相続税の申告状況が発表されました。

相続税基礎控除が平成27年分より引き下げられておりましたので、その課税割合(全死亡者のうち相続税が課税された被相続人の割合)がどの程度上昇するのか、注目されていました。

結果、平成26年は4.4%であったものが、8.0%に急増しています。

国税庁:平成27年分の相続税の申告状況について

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freeeがマネーフォワードを訴えるw

少し前のことになりますが、次のような記事が興味を引きました。

freee 株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:佐々木大輔、以下 「freee」)は、本年10月21日に株式会社マネーフォワードに対し、当社が勘定科目の自動仕訳に関して保有する特許第5503795号(以下「本件特許」)に基づき、同社提供の「MFクラウド会計」を対象として、特許権侵害を理由とした差止請求訴訟を東京地方裁判所に提起いたしました。この度同社に対して、本件特許を含む当社保有知的財産の存在につき理解を求め、協議を行ったものの、進展が見られなかったことから止むを得ず今回の提訴に至りました(平成28年(ワ)35763号)。

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はてなブログへ引っ越し

ウェブ知識もないまま Wordpress でブログをちまちまと書いておりましたが、スパムとかウィルスとか、手に負えなくなってきたので、はてなブログに避難してきました。

もう Wordpress にはこりごりだ。

はてなブログでお気楽に記事を書き続けられればいいな~と思うけど、とりあえず過去の記事はどうやって移行させたらよいのか、少し調べてみなければ・・・

とりあえず、ご興味ある方(そんな人いるのか?)、過去ログはこちらからどうぞ

http://shinokawa-office.com/weblog/

shinokawa-office.com

Evernote

知っている人は当然知ってる Evernote、とりあえず名刺管理ソフトとして使い始めたけど、これはかなり優秀なソフトですね。

名刺をJPEGで読み込ませてもきちんと文字認識するし、メモ書きを追加することも当然可能。

なので、会社名で検索するだけではなく、プロジェクト毎の名刺管理も簡単に出来るようになります。

全ての名刺をスマホで持ち運ぶことができるようになるので、これはまさに 「グーグル時代の情報整理術」 ですね。

shinokawa-office.com

事務所内のデータ共有には弥生ドライブが便利

税理士事務所にとって、会計ソフトというものは、やはり一番使用頻度が高いし、複数人でのデータ入力の必要性が (税務ソフトなどより) 高いので、私のように今までスタンドアロンで運用してきた事務所では、マルチユーザーでの運用をどうするのか、頭を悩ませるところです。

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