建物の耐用年数
久しぶりの仕事(税務)ネタ。。。
建物の耐用年数はその構造によって分かれており、例えば住宅用であれば
- 鉄筋コンクリート造 47年
- 木造 22年
木造なら在来工法でもツーバイフォーでも同じ耐用年数かよ・・・と突っ込みたくはなりますが、この辺は割り切りなんでまぁいいでしょう。
しかし、金属造(鉄骨造)の場合は骨格材の肉厚によって耐用年数が異なります。
- 3ミリ以下 19年
- 3ミリ~4ミリ 27年
- 4ミリ超 34年
骨格材の厚さが1ミリ違うだけで耐用年数が19年~34年とブレまくるのが正直理解できない。それに、一つの建物でも通常は数種類の鉄骨を使用しており、どの部位の骨格材の肉厚で耐用年数を判定するのか??
というのも、税理士職業賠償責任保険の事例で、本来は鉄骨造のところ鉄筋造と誤認して減価償却費を計算した結果、約1000万円の損害賠償請求を受けた事例があったとのこと。
鉄骨造と鉄筋造の区分は専門家として注意しなければいけないことは分かる。でも、同じ鉄骨造であって、骨格材の肉厚が1ミリ違うだけで、税理士賠償責任のリスクにさらされるというのは、少し行き過ぎのような気がするのだが。。。