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税理士・中小企業診断士・CFP 篠川徹太郎事務所

事務所内のデータ共有には弥生ドライブが便利

税理士事務所にとって、会計ソフトというものは、やはり一番使用頻度が高いし、複数人でのデータ入力の必要性が (税務ソフトなどより) 高いので、私のように今までスタンドアロンで運用してきた事務所では、マルチユーザーでの運用をどうするのか、頭を悩ませるところです。

例えば弥生会計では、データ形式スタンドアロンとマルチユーザーで選べるわけだけど、マルチユーザーというデータ形式の場合、sqlデータベースを使用することとなり、(個人的な印象ですが) 動作がえらくもっさりとしてしまい、正直言って事務所内の実用には堪えないとの印象でした。

一方で、スタンドアロンデータ形式を選択し、ウィンドウズのネットワーク機能で共有するというやり方も考えられます。しかし、これは弥生のマニュアルにも明記してあることですが、「ネットワーク経由でデータを使用すると、データが破損することがあります」 とのことでございます。

実際、私の事務所でも、ウィンドウズの共有機能を使って他のPCから入力していたらデータが飛んでしまったということがありました。

どうしようかと悩んでいるところ、弥生ドライブという名のオンラインストレージをデータ保存先として設定し、各PCから弥生ドライブにログインして入力してみると結構良さそうだったので、サポートに聞いてみたら、サポートでもそのような使い方を推奨しているとのことで少々びっくりしたというお話です。

だって、弥生ドライブなどのオンラインストレージをメインのデータ保存先とすると、ローカルPCはかつてのフロッピーディスクやMOみたいに、静的な過年度データの保存先になり下がってしまうということですからね。。。

弥生ドライブには弥生会計などのファイルだけではなく、エクセルファイルなども簡単に上げることが出来るようです。

まぁ、エクセルなどはウィンドウズの共有機能でまったく問題なく事務所内共有できますので、わざわざオンラインストレージに上げることはありませんが、要するに弥生会計のファイル形式がオンラインストレージとの相性が良くサクサクと動き、なおかつ保存先として 「安全」 であるということで、追加費用もミニマムだし、これは悪くないな~と思った次第です。

またバックアップに関して、弥生ドライブから入ってデータ入力を行った場合、終了時にはオンラインストレージにアップロードされますが、同時にローカルPCにバックアップファイルが自動的に生成されますので、こちらについてもほっと一安心です。

ということで、弥生ドライブは顧問先とのデータ共有がメインの使い方と思っていましたが、事務所内のデータ共有にも利用価値が高いということが分かりました。

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