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税理士・中小企業診断士・CFP 篠川徹太郎事務所

国家100年の計 ?

国の将来についてのビジョンのことを 「国家100年の計」 と言ったりしますよね。

「今の日本に国家100年の計はあるのか?」 とか、「国家100年の計は教育にあり!」 とかいう、ちょっと力の入ったアレです。

実は、年金の世界では、「国家100年の計」 がきっちりと明文化・法制化されていること、ご存知でしょうか?

国民年金法 第4条の2 ・ 厚生年金法 第2条の3) 年金事業の財政は、長期的にその均衡が保たれたものでなければならず、著しくその均衡を失すると見込まれる場合には、速やかに所要の措置が講ぜられなければならない。 (国民年金法 第4条の3 ・ 厚生年金法 第2条の4) 前項の財政均衡期間は ・・・・ おおむね100年間とする。

しかし、年金の世界で100年先まで担保しようというのは、実に大胆不敵な企てであって、こんな風に 「日本の年金制度は100年先でも大丈夫ですよ~」 などと言われると逆になおさら心配になってきてしまうのです。

私としては、国民年金法や厚生年金法が 「国家100年の計」 について語るとき、政治的・法律的な言説としてではなく、願いや想いの表白としてとらえた方がより適切なような気がして、一青窈の 「ハナミズキ」を口ずさんだりしてしまうのです。。。

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