資金移動表について、CF計算書との違いや勝れている (と思った) 点について書いてみたんだけど、う~ん、やっぱり資金移動表はかなりマイナーな財務分析の手法なのではないかと思われるのです。
というのも、資金移動表では 「経常収支比率」 を重要な指標としているんだけど、経常収支比率が120%だったら良いとか110%だとダメだとか、そういった数値的な部分が共通理解として定着していないため、やはり使いづらい。
その代り (といっては何ですが)、CF計算書を営業利益からスタートして作成してみたら、我ながら結構分かりやすいものが出来たと内心喜んでおります。
営業利益
減価償却費
売上債権の増減額
棚卸資産の増減額
仕入債務の増減額
その他資産負債の増減額
営業キャッシュフロー (金利・税引き前)
法人税等
未払税金の増減額
営業外収益
利息等の支払額
その他営業外損失
営業キャッシュフロー (金利・税引き後)
固定資産の購入による支出等 (=投資CFに相当)
借入金の増減額 (=財務CFに相当)
現金預金の増減額
期首現金預金残高
期末現金預金残高
営業キャッシュフローを (金利・税引き前=営業利益に相当) と (金利・税引き後=経常利益に相当) の2つに分けて表示するのがポイントでございます。