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とりとめのないブログ・・・

税理士・中小企業診断士 篠川徹太郎事務所

年金制度の生い立ち

現在の日本の年金制度の原型は、1889年に当時のドイツ (プロイセン) で実施された労働者を対象とした所得比例型の老齢年金制度であるといわれています。

主導していたのは、「鉄血宰相」 などと呼ばれていた オットー・フォン・ビスマルク です。

当時のドイツはいわば群雄割拠の状態であって、ビスマルクが体現していたプロイセンという国も、確かに北ドイツの雄国ではあったけれど、全ドイツを代表するような国では無かった、そんなドイツ語圏の国々をビスマルクが 「鉄と血」 (戦争) で、また  「アメとムチ」 (社会保障制度と弾圧) で、プロイセンを盟主とするドイツ国民国家に練り上げていった、そんな時代でした。

さてこの制度、日本では昭和17年 (1942年) に 「労働者年金保険法」 として施行され、昭和19年 (1944年) に 「厚生年金保険法」 に改称され、現在に至るというわけです。

まぁ、普通の歴史感覚をお持ちの方であれば、こうしたタイミングで年金制度が導入されたということは、戦費の調達が目的であることは明白なわけでありまして。。。。

その後、昭和61年 (1986年) には年金制度の大改正がありまして、現在の「2階建て」年金制度が発足したわけですが、ここでも、私個人的には、この制度が生まれた 「時代」 というものが気になるのです。

1986年 ・・・・ バブルですよね!

当時の私は大学4年生 ・・・・ 地価や株価は上がり続け、都内では地上げが横行し、貧しかった極東の島国は歴史上初めて豊かな国になり、右肩上がりの幻影を信じて疑わなかった時代 ・・・・ そんな時代に現在の年金制度の青写真が、持続可能なものとして、描かれていたと思うと少し恥ずかしくなるのですが、どうでしょうか?

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