資金移動表について、CF計算書との違いや勝れている (と思った) 点について書いてみたんだけど、う~ん、やっぱり資金移動表はかなりマイナーな財務分析の手法なのではないかと思われるのです。
続きを読む美容院の 「面貸し」
消費税の増税に伴い、論点としてさらに重要度を増しているのが給与と外注の区分だと思います。
納税者としてはその支払をなるべく外注費として課税仕入れの対象としたいところですが、税務調査により給与と認定されると、課税仕入れの取り消しならびに源泉所得税の追加徴収が行われる ・・・・ これはかなり痛い結果です。
最近、法人が塾講師または家庭教師に支払っている金額が外注費ではなく給与であるとした判決が出て、参考になります。 (タビスランド判例速報 2014/02/25)
個人的に相談を受けた事例として、美容院における 「面貸し」 といった勤務形態があります。 「面貸し」 により外注費として税務申告するためには一定の要件をクリアしなければなりませんが、美容院の経営はどこも苦しいので、消費税の節税は死活問題です。 合法的な消費税の節税を図るために 「面貸し」 の考え方を活用するのはアリだと思います。
「原価計算基準」 批判
昨年からずぅ~と悩んでいて未だによく分からないのは、製造業におけるたな卸資産 (仕掛品および製品) の問題。
そのきっかけは、稲盛和夫さんの 「実学 経営と会計」 を読んではっとさせられたこと。
アメーバ経営において、原価計算による原価管理を行わない ・・・ (なぜならば) 原価計算で出てくる仕掛品や完成品の価値とは、それをつくるために費やされた費用の総計にすぎず、それを購入して使う客先にとっての価値ではない。 (したがって) 支出した製造費用から原価計算によって評価される仕掛品価値を差し引いて製造原価を計算するようなことはしない (のであり、その代わりに) 売価に着目して売価還元原価法にもとづき仕掛品や製品を評価することにしたのである。
会計上は、製造業について 「原価計算基準」 に基づいた原価計算を行うのが長年の常識であり、稲盛さんのアメーバ経営はこうした常識に真っ向から楯突いているようなものです。
「原価計算基準」 は昭和37年に制定されて半世紀以上も経っているのに未だに一度も改訂されず、会計士試験や簿記検定試験の拠り所になっている誠に権威ある考え方です。それゆえ、「基準」 で定められた以外の方法をよしとするのであれば、会計人のはしくれとして、その根拠を示す努力はしなければならないと思う。
続きを読むSkyDrive とか Outlook.com とか
さる人と会話して、パソコン環境の改善意欲が猛然とわいてきた今日この頃です。
それで、今までこっそり気になっていたマイクロソフトのクラウドサービス SkyDrive や Outlook.com というウェッブメールの様子を見てみることにしました。
これは ・・・・ かなり使えそうですね!
SkyDrive のようなクラウドサービスをマイクロソフトが行うと、エクセルやワードとの連携といった具体的なメリットがはっきりと見えてくるので、積極的に使ってみたいと思わせるものがあります。
また、Outlook.com もインターフェイスがごくシンプルで、好感が持てます。広告が表示されるといっても、実際はマイクロソフトの説明みたいなものなので、目障りというほどのものではなく、ほとんど気にならないレベルです。
マイクロソフトや windows 8.1 について、良く言う人にはあまり会ったことが無いけど、結構いい仕事をしているんじゃないかと思ったのでした。