前にも 「原発反対!・・・?」 という記事でちょこっと書いたんだけど、原発の再稼働や脱原発について考えるとき、石油資源輸入国としての日本の立場をどうしても考えてしまう。 shinokawa-office.hatenablog.com
続きを読む工業簿記の問題 その2
先の記事 「工業簿記の問題」 で触れた問題について、最近出版された本でも触れられていたので紹介します。 shinokawa-office.hatenablog.com
この本の中に、「いつまでも仕掛中の製造指図書の存在」 というコラムがあり、問題点が指摘されています。 少し長いですが引用させていただきます。
続きを読む国保の都道府県への移管
当ブログでは国民健康保険の有り方について、かなり批判的に書いているわけだけど、本日の新聞記事によると、5年後をメドに国民健康保険の運営主体を現行の市町村から都道府県に移管することで内定したそうだ。
もう3年ほど前になりますが 「国民健康保険の再編」 という記事で、国保の運営を都道府県が担ってゆかなければ国民皆保険の理念が崩壊する、そんな瀬戸際の状況であることを指摘したわけだが、ようやく方向性が見えてきたようで、私個人的には少し安心しております。
shinokawa-office.hatenablog.com
数年後には、国保の運営主体がかつて市町村であったことが、信じられな~い、といった風になることでしょう、きっと。
相続時精算課税の期限後申告
税務についての申告や納付については、それぞれ期限が定められています。
続きを読む認定支援機関って・・・
今年度の税制改正で、認定支援機関による指導により経営改善に向けた設備投資を行う場合に、30%の特別償却又は7%の税額控除ができる制度が創設されましたが、こうした目先のメリットだけをクローズアップして認定支援機関への申請を奨励するというのは如何なものかなと思うのです。
信用保証協会の保証料の引き下げとかもそうですよね。
ポイントは、金融機関からの同意が得られるような経営改善支援を行うということであって、その部分をおろそかにすると痛い目に合うような気がする。
金融円滑化法が終了し、適用を受けてきた小規模零細事業者が金融機関から返済を迫られる ⇒ 返済できない ⇒ 保証協会が代位弁済する、といったシナリオのなかで、結局は保証協会の同意を得られるような経営改善支援であるか否かということになってくる。
そういった意味で、認定支援機関による経営改善支援はけっこう難易度の高い取り組みになってくるんじゃないかと思います。
仮装経理の後始末
主として金融機関対策として、また建設業であれば経営事項審査の得点アップ等のため、仮装経理つまり粉飾決算が行われることがあります。 特に架空在庫の計上は、決算時に仕訳の数字をいじくるだけで出来てしまうので、もっとも簡単な粉飾決算の手法です。
ある期に架空在庫を計上した場合、翌期に利益計上が見込まれ期末に正常な在庫金額まで減額できればまだ良いのですが、通常の場合は業績の不振が継続して、翌期末にも再度架空在庫を計上することになり、そんな調子で数年を経過すると膨大な金額の棚卸資産 (建設業であれば未成工事支出金) が積み上がってゆくことになります。
こうした粉飾決算の後始末のやり方として、伝統的には 「前期損益修正損」 として当期の損失として計上するとともに、税務上は別表4で加算するというものでした。
しかし、平成24年3月決算からいわゆる 「過年度遡及会計基準」 が適用され、税務上の取り扱いも変更されています。
法人が「会計上の変更及び誤謬の訂正に関する会計基準」を適用した場合の税務処理について(情報)
以下抜粋
続きを読む在庫担保のABLはお勧めできない
ABL (Asset Based Lending) という資金調達の手法が注目を集めており、金融庁でも今年の2月に「ABL (動産・売掛金担保融資) の積極活用について」という案内を、金融機関向けおよび中小企業者向けに発表しています。 以下、抜粋。
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